現代人は運動不足のため、体重や見た目は普通なのに、筋肉量は少なく脂肪が多いという隠れ肥満型の人が多くいます。
この記事では、InBody測定の結果からわかる8つのタイプ分類のうち、【標準体重肥満型】についてと、おすすめの健康管理方法について解説していきます。
日下かつや
BizWelly運営者
理学療法士/健康経営EXアドバイザー
整形外科で理学療法士として勤務しながら、事業を経営
予防分野に興味を持ち、健康コンサルタントとして複数社と契約
標準体重肥満型の特徴
標準体重肥満型というのは運動不足の現代人に多くみられる、見た目は普通なのに筋肉量が少なく、体脂肪量が多いタイプの体型です。
InBodyでは以下のように説明しています。
「標準体重ですが、筋肉量と体脂肪量の均衡が取れていない隠れ肥満体型です。運動不足の現代人に多くみられる体型で、見た目は普通ですが、筋肉量と体脂肪量は改善が必要です。」
※出典:InBody「体成分の変化に表れます」
実際にInBodyを測ると、このようなグラフになります。
なお、他のタイプ分類について知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。

BizWellyで提供しているサービスの1つに『InBody』という医療でも使われることのある体成分分析装置による計測があります。 この記事では、InBody測定の結果を「標準体重」「低体重」「過体重」の3タイプに分類した上で、筋肉量や体脂肪率の値を考慮しながら評価した8種類の身体タ...
標準体重肥満型におすすめな健康管理方法3選
健康管理方法1.簡単筋トレで代謝アップ
1つ目は簡単筋トレです。
筋トレをすることで、筋肉量が上がり、脂肪を燃焼する力が身についてきます。
しかし、標準体重肥満型になっている状態では、なかなかハードな筋トレは習慣にならないでしょう。
本当はきちんと筋トレをするべきですが、まずは簡単にできる筋トレで基礎代謝を上げることをおすすめします。
椅子スクワット
腕立て伏せ
プランク
健康管理方法2.タンパク質と脂質を意識した食事改善
2つ目はタンパク質と脂質を意識した食事習慣の改善です。
人の体は食べたものでできています。タンパク質を多くとっていれば筋肉はつきやすいですし、脂質を多くとっていれば脂肪がつきやすいです。
標準体重肥満型のあなたは、標準体重なだけあって、食事の量には気をつけられていることでしょう。
よくあるのが
「食べすぎてはいないけど内容が偏っている」
という状態です。
この場合、糖質やタンパク質、脂質など中身に気を付けるだけで、体成分は改善していきます。
タンパク質を 体重/1000g 分(体重70kgなら70g)取るように意識すること。
スナック菓子や洋菓子を控えて、和菓子やナッツに置き換えること。
揚げ物ではなく焼き物を意識すること。
などを実践していくことで、改善していきます。
健康管理方法3.軽めの有酸素運動で脂肪燃焼スイッチを入れる
有酸素運動はなんやかんや言っても脂肪燃焼の手助けになります。
わざわざランニングをしたり、ジムに通ったりしなくても、日頃からの意識の変化で有酸素運動の時間を作っていくだけで十分です。
駅分歩く(1日20〜30分)
ラジオ体操やYouTube体操を朝に取り入れる
エレベーターをやめて階段を使う
こういった小さな日常生活の変化から始めていきましょう。
日下かつや
BizWelly運営者
理学療法士/健康経営EXアドバイザー
整形外科で理学療法士として勤務しながら、事業を経営
予防分野に興味を持ち、健康コンサルタントとして複数社と契約
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